SOLD OUT
小さな菩薩の子供をイメージして描いた作品です。
菩薩とは、bodhisattvaの音写で、「菩提薩埵 (ぼだいさった) 」の略です。
それは悟りを求める人という意味を持ちます。
菩薩は如来の位の次にあり、悟りを求めて、衆生を救うために誓願を立てて多くの修行を重ねる生き物です。
不完全ながらも人々の幸福を願って孤独に自分の心と向き合いながら日々人々の救済活動をされる神々の姿は、
暮らしが便利になっていくスピードに追いつかない心の歪みを抱えたまま、情報渦の中で押し流されないように自分を守って生き抜かなくてはならない、これからの時代の人の孤独な姿に似ていると思うようになりました。
そうして菩薩もまた私たちと同じ輪廻の中を生きる生きもなんだ・・・と考えた時に、私たちと同じように落ち込んで頑張れない日があったり、芽吹き始めた小さな植物に目を落として暖かな気持ちになったりする日があるのかなと思うようになりました。
今回の『慈』では春の訪れを感じさせる小さな芽吹きに心を寄せた小さな菩薩の姿を描いてみました。
手には修行するものを意味する蓮華の蕾を持たせています。
マットは2ミリ厚のホワイトマットですが、カット面が華やかな黄色になっている特殊マットを使用しました。
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『慈』
サイズ/15×15cm
素材 /高級水彩紙、日本画煉絵具、金箔、金泥
額 /ゴールド
マット/ホワイト&イエロー
手書き作品証書付(期間限定)
⚠️額の専用箱はありません。
⚠️額の箱をご要望の場合は別途箱代が必要になります
(納期に1ヶ月いただきます、ご了承ください)