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SOLD OUT
展覧会でフィレンツェに訪れたときに一目惚れして購入した額を使って、
蓮華を描きました。
映水オリジナル技法である土彩画の作品です。
画面全体には玉虫箔が下地になっており、また蓮華の下には純金箔が下地になっているので、時間と共に輝きが変化します。
蓮華の花には修行者の理想の姿とされる『蓮華の五徳』が備わっていると言われます。
1 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
蓮は泥の中で果敢に育ちますが、この泥は人間界の「苦境」に値します。
「どのように良くない環境であっても、心は清らかに保ちましょう」という意味が込められています。
2 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
蓮の花は一つの茎に対して一つの花しか咲きません。
これは、自身がこの世に唯一の存在であることを示しており、「唯一無二の自分自身を、大切にできるようになりましょう」という意味が込められています。
3 花果同時の徳(かかどうじのとく)
蓮の花が開くと同時に、種(果)もできているといわれています。
これは、人は誰しも生まれ出たと同時に「仏心」を身に付けていることが示されており、「もともと備わっている美しい心を、さらに育てていきましょう」という意味が込められています。
4 一花多果の徳(いっかたかのとく)
蓮の花からは、多くの種(果)が実ります。
多くの種とは「多くの方の幸福」を意味しており、「一人の人間が悟りの境地に至れば、多くの方を幸せに導ける」という意味が込められています。
5 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)
蓮の茎は固くまっすぐに伸びていますが、中は蓮根のように空洞です。
「自我や欲を無にして、まっすぐに悟りの境地へ向かう努力を行いましょう」という意味が込められています。
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フィレンツェ額 蓮の五徳
額サイズ 縦175ミリ 幅145ミリ
作品サイズ 縦122ミリ 幅94ミリ
材料 土、純金箔、玉虫箔、日本画煉絵具、胡粉
*裏面はフィレンツェのマークであるアイリス⚜️のマークが施されています。
*ガラスが入っています。
*アンティークのような風合いなので、傷などが気になる方にはお勧めしません。
*専用箱はご用意がありません。