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スイスで開催されるVolta Basel 2025に出展する作品『ニルバーナ』を制作するためにイメージを膨らませるために制作した習作の原画です。
元々はお釈迦さまはこの世にいながら悟りを開かれ、この世がどんなふうに見えていたのだろうという純粋な興味から『ニルバーナ』(涅槃)の世界観を表現してみたいと考えるようになりました。
様々な説き方は山のようにありますが、私は大自然の循環の摂理(縁起)を理解しその結び目としての存在を受け入れてこの世界を俯瞰する視点を持って生きることができるようになった状態を『ニルバーナ』(涅槃)と考えています。
すべての苦しみから逃れられたその世界は憧れであり、一方で人としての性を全て捨てた未知の世界。
絵を描き続けたいと願う私には生涯見ることが叶わない世界なのでしょうが、お釈迦さまが残してくださった言葉を学びながらその世界に憧れ、言葉にすることができない世界観だからこそアートとして表現をしてみたいと思っています。
壮大すぎてとても一つの作品で表現することはできません。
これから世界に向けて発表していく作品のテーマとして、私の生涯かけて何度も挑戦していきたいと考えています。
大型作品を描くために頭のウォーミングアップのために、小さい習作を描いています。
これらの習作は、ニルバーナの表現を様々な切り口で表現するために、思考や技法の実験を行なっています。
そういいう意味では、もっとも映水作品の中で純粋なアート活動のひとつになると考えています。
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額装付き(乳白色ボックス額)
⚠️映水の作品は白土をベースに、純金箔や色箔などの箔が多用されているために光の具合や角度で全く違う風合いや色に見える特殊な絵画作品です。
そのため、実際の作品の色合いは写真では再現不可能です。
さまざまな角度で作品を撮影していますので、複数の写真を参考にしていただくか、Instagramにアップされている動画を参考にして色合いや風合いをご確認ください。
映水の作品らしい玉虫箔や純金箔をふんだんに使用したマチエールは、光を受けて美しく輝いて見えるので、太陽の光が差し込む場所に展示すると時間によって見え方が変化していきます。
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作品 『ニルバーナ 習作1』
作品サイズ M4 333×190(ミリ)
素材 朝布、土、日本画煉絵具、純金箔、玉虫箔
額葬サイズ 439×296(ミリ)
額葬色 乳白色
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(額によっては別途額装費が必要になる場合があります)