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A4サイズ
¥66,000
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A3サイズ
¥88,000
【環 〜愛情〜】
⚠︎額・マットはついていません。必要な方はこちらからお求めください。
https://eisui.shop/?category_id=619b92366e84d55520bc1eac
★箔押しあり(純金箔)
イスラム教の礼拝堂であるモスクの壁画を調べているうちに、いつも描いている更紗柄に通じるものを感じて調べていくと、やはり共通した形が使われていることに気づきました。
美しさを感じる基準は、実は時代も国や文化も関係なく、本能的に持ち合わせたものなのかもしれません。
また、それらはシルクロードを通って世界へ分布していき、それぞれの土地の植物が模様化されて新しいデザインを作り上げて、寺院の装飾や色技術などに取り込まれて各地で定着していったのでしょう。
この作品の光背に描かれている模様は江戸時代後期に日本で盛んに作られた堺更紗の柄です。
ドバイの展覧会に出展するために初めてヒジャブを身につけた女性を描かせていただきました。
これを描くにあたって、私にとってほとんど馴染みのないイスラム教についてお勉強をする良い機会になりました。
ヒジャブはイスラムの女性の方々にとって、大変重要な衣であり、また個々の意思表示の一部だと知り、大変興味深く感じました。
真っ黒な布でなくてはいけないのだと思っていましたが、ヒジャブには国や地域、派閥などによって仕様が大きく違い、カラフルなものから黒くてシックなものまであり、時に高級ファッションブランドの新作シリーズまであることを知りました。
今回、作品のヒジャブに配したのは、日本古来から縁起の良い柄として親しまれてきた『七宝紋』です。
七宝紋はこの作品をきっかけに、度々私の作品に使われるようになります。
七宝とは仏教の教典に出てくる七種の宝のことで、金,銀,瑠璃(るり・青い宝石),玻璃 (はり・水晶) ,しゃこ貝 ,珊瑚,瑪瑙( めのう・縞状の鉱物)であると言われてます。
また、円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄に、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起の良い柄で、人の御縁や繋がりは、七宝と同等の価値がある事を示している柄でもあります。
日本人の私たちの中でご縁とはよく使われる言葉ですが、私はこのご縁は良い部分も悪い部分もご縁であり、因果応報が目に見える現れの一つなのだと思うのです。
そして、そのご縁は生物全てにおいて繋がっており、さらには自然環境や宇宙環境にまで影響を及ぼす目に見えない壮大な環なのではないかと思うのです。
イスラム教では白バラは創始者マホメットを、赤バラは絶対神アラーを象徴しているとされており、この女性には赤い薔薇を手にしてもらいました。
赤い薔薇の花言葉『愛』がサブタイトルになっています。
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『ジークレー版画』とは
デジタル版画ともいわれ、超高密度の副複製原画(デジタルリトグラフ)といわれます。
顔料インクを使用しているので、耐光性・耐水性に大変優れており、年月を超えて美しい発色を保ちます。
工房映水では、高品質なジークレーを提供するために、専門のカメラマンによって高解像度で撮影され、原画に忠実な色を再現するために、映水本人が色校正に立ちあって、納得いくまで繰り返し試し刷りをすることで、より原画に近い色合いのジークレーを実現しています。
紙は高級コットン紙を使用しており、大変高級感ある風合いの良い作品に仕上っています。
★額・マットは別売り
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上記のアドレスよりお好きな額をお選びください。
豪華3ミリ厚のマットを絵のサイズに合わせてカットし額装させていただきます。
《エディションNo.と価格変動について》
映水のジークレーは全体で100枚限定の希少価値が高い作品です。
また、箔押しがされるタイプのジークレーは、1枚ずつ手作業で箔押しをするため、仕上がりが全て変わっており、オリジナルとしての価値も持ち合わせる大変価値のある版画になります。
エディションNo.とは、作品が何枚制作されているかということを証明するために作品左下に記載される番号のことです。
映水はまだ価値が出る前の作品に価値を見出してくださった初期コレクターの皆様への感謝の気持ちを込めて、
初版から10枚ごと増販するたびに価格が値上がりし、増販される作品=人気作品は価格が上がる仕組みになります。
(但し原画が販売された時点でオーナー様との契約で増販できなくなる可能性もあります)
もちろん転売の際にはエディションNo.が小さいほど価値が高くなりますので、人気が出ると思う作品は早めにコレクションしていただく楽しみもあります。